【出版情報】体内時計の数理モデル

2022.12.15

未来構想デザインコース教員の関助教と伊藤准教授の共著論文が出版されました。下記サイトで無料公開されています。

Evolution of self-sustained circadian rhythms is facilitated by seasonal change of daylight
Seki M, Ito H (2022) Proc. R. Soc. B. 2892022057720220577
https://doi.org/10.1098/rspb.2022.0577

私たちの体の中にあって24時間周期の時を刻む「生物時計」の進化を、数理モデルをつくってシミュレーションすることによって研究しました。シミュレーションの結果、概日時計は季節のあるところで進化したという予測が出てきました。今後は季節のない熱帯の生き物と季節のある温冷帯の生き物の生物時計を分子生物学の手法で比較していく予定です。