【活動紹介】福岡県大野城市の文化政策と連携し、 住民参加型のラジオドラマを制作

2021.2.9

未来構想デザインコースの長津結一郎研究室では、大野城市との連携により、ラジオドラマ「栄町ラジオ」を制作・公表しました。
 このラジオドラマは、2020年9月〜10月に大野城市栄町公民館で実施された「おしゃべりワークショップ わたしが知っている栄町のはなし」で、栄町区にお住まいの方たちがこの町で起こる何気ない日々の暮らしや、ささやかな思い出の中で、ちょっとした面白いこと、大切なことを持ち寄って、制作したものです。今、改修によって生まれ変わろうとする栄町公民館を舞台に、これから変わること、ずっと変わらないこと、生活していく町のことなどを一緒に見つめ直しました。
 講師に、俳優で演劇ワークショップに関する豊富な経験をお持ちの古賀今日子さんをお招きし、集まった住民の方たち一人ひとりのエピソードをもとにした、11の書き下ろしのラジオドラマが完成し、できたドラマはその場で朗読し収録されました。初めて見る録音機材の前で、住民のみなさんは緊張しながら朗読していました。
 このプロジェクトは本学への大野城市からの受託研究「芸術文化に対するアクセシビリティの調査研究」の一環です。令和元年に策定された「大野城市芸術文化振興プラン」に基づいた施策として実施され、ここでの成果は大野城市の芸術文化に誰もが体験・鑑賞できる環境づくりを目指す政策に活かしていく予定です。

制作した「栄町ラジオ」はインターネットを通じて視聴することができます。
大野城市のウェブサイトを通じてアクセスできます。http://www.city.onojo.fukuoka.jp/s021/20210113165904.html

■「栄町ラジオ」の制作に関わったみなさん
出演:大野城市栄町区にお住まいのみなさん
ナレーション:古賀 今日子
演奏:長津 結一郎(九州大学大学院芸術工学研究院)
録音・編集:村木 亜未香、山田 翼(九州大学芸術工学部)
映像:高口 葵

主催:九州大学大学院芸術工学研究院長津研究室
連携協力:大野城市 協力:大野城市栄町公民館、九州大学大学院芸術工学研究院山内研究室
ビジュアルデザイン:沢見 さわ(Mr.daydreamer)
制作:長津 結一郎、菅本 千尋(九州大学大学院芸術工学府)

九州大学のウェブサイトでも掲載されています。
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/topics/view/1649