中村 美亜

2020.9.23

Mia Nakamura

芸術社会学、
文化政策、
ジェンダー&セクシュアリティ研究

— 人間は「生きるため」にさまざまな表現活動をしています。表現やコミュニケーションのこうした側面に目を向けながら、異なる人たちが異なるままに共存する社会をつくっていくにはどうしたらよいかを考えています。

異なる人たちが異なるままに生きることができる社会を築くために必要な表現やコミュニケーションとはどういうものか、それらを支えるプロジェクト・デザインやファシリテーションはどうあるべきかを考えています。社会学的なアプローチを基礎にしつつ、認知科学、創造性研究、ケア論などの知見も応用して学際的に研究しています。芸術工学研究院附属のソーシャルアートラボでは、実験的なアートプロジェクトや人材育成プログラムの企画運営にも携わっています。
この10年間では、首都圏のセクシュアル・マイノリティの音楽活動、東日本大震災後の音楽やアートを通じた復興支援活動、地域再生とアートプロジェクトなどをテーマに、芸術活動によるエンパワメントや社会変容の仕組みを探ってきました。現在は、文化庁と共同で、多様な人たちとの共生につながる芸術活動のデザインに関する文化政策的な研究をしています。


多様性、共創、仕組みのデザイン