近藤 加代子

2020.9.23

KAYOKO KONDO

環境政策、
環境経済、
社会思想

— 社会のデザインを研究しています。社会のデザインは、人々の生活のデザインと深く関わっており、生活の中のもののデザインにも影響します。持続可能な未来社会を一緒にデザインしましょう。

近藤研究室(環境政策)は、地域の自然と社会との持続的な循環の中で形成されてきた暮らし方を現代の中にいかしていくこと、それによって生活の幸福が増大し、地域社会が活性されていくあり方について、市民や企業の行動の観点から追究し、調査研究しています。そしてその結果を市民や企業の行動促進を可能にする社会の仕組みや政策の提案に結びつけています。最近のテーマでは、①バイオマス資源(生ごみや間伐材など)を地域の中で活かすことができる循環の仕組みづくり。地域の住民や企業、行政の協働をうまく組み合わせる中で、経済的にも環境的にもよい波及効果を生み出し、さらには地域の誇りや幸福感など、社会的活性化も生み出していきます。②風土適応ライフスタイルの研究。伝統社会は、自然条件に適応して快適に暮らす文化を持っていました。豊かさの中で廃れて、寒いところも暑いところも同じような住宅とライフスタイルになってしまい、エネルギーが多消費されています。アジアの農村や郊外には、伝統的で風土適応的な暮らし方が広範に残っており、それらが失われないで、生活が豊かになるような近代化のあり方を探っています。


自然循環型社会、持続可能な地域づくり、環境行動