田北 雅裕

2025.5.7

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研究内容を教えてください

まちづくりを「社会的に孤立している人の関係や事象を、まち(地域社会・環境)という中間領域にひらき、支えること。また、居合わせた人たちと共に、日々の暮らしの課題を乗り越え、次の世代に希望をつないでいく実践」と定義し、実践・研究・教育に取り組んできました。

現在は、「人と人との間を補う技術」としてのコミュニケーションデザインの考え方を基礎としながら、社会福祉士としての立場も活かしつつ、主に子ども家庭福祉の現場において、多様な関係者と協働しながら課題を乗り越えていく実践および研究に重きを置いています。

具体的には、社会福祉の現場におけるコミュニケーションデザインや広報のあり方、子どもの権利を保障したり学んだりするためのコミュニケーションツールのデザイン等に、最近は取り組んでいます。

■田北先生にとっての「未来構想デザイン」とは

「さぁ、未来を構想しよう」と言われると、戸惑う人も少なくないかと思います。僕も同様です。でも、未来を「願い」とおきかえると、少し実感がわいてきます。「早くこの勉強を終わらせたい」とか「あの人と一緒にいたい」とか… 未来とは、そうした些細な願いの延長にあるものです。

そうした願いをひとりで考えるのか、誰かと一緒に考えるのか。あるいは、自分の願いなのか、それとも、大切な誰かの願いなのか…などによって、未来のかたちが変わってきます。

願いに優劣はないけれど、「未来構想デザイン」は、自分が思い描く願いの先に、自分以外の誰かにとってのかけがえのない願いが重なっていくような…、そういう行為ではないかと感じています。

未来構想デザインコースを志望する人へのメッセージ

あなたの願いが叶いますように!