教員紹介 一覧 « Design Futures / 九州大学芸術工学部 未来構想デザインコース https://www.df.design.kyushu-u.ac.jp/category/professor/ 挑戦的であることが、このコースの理念です。 Fri, 19 Jun 2026 04:00:24 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.9.5 尾方 義人 https://www.df.design.kyushu-u.ac.jp/interview2021_ogata-2/ Fri, 07 May 2021 09:30:52 +0000 http://nejic.com/test/df/?p=1597 以下は未来構想デザインコース学生によるインタビューです。(教員・研究室ホームページはこちら) 研究内容を教えてください 私の研究内容はデザインの方法論についてです。私は九州芸術工科大学(現・九州大学芸術工学部)の卒業生で、大学に勤める前はデザイナーとして働いていました。今でもそういった実践的なプロダクトデザインはしているのですが、大学に勤めてからは、私が今までデザインしてきたさまざまなものを基に、...

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以下は未来構想デザインコース学生によるインタビューです。
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研究内容を教えてください

私の研究内容はデザインの方法論についてです。私は九州芸術工科大学(現・九州大学芸術工学部)の卒業生で、大学に勤める前はデザイナーとして働いていました。今でもそういった実践的なプロダクトデザインはしているのですが、大学に勤めてからは、私が今までデザインしてきたさまざまなものを基に、デザインのスキルを修行させて教えるのではなく、方法として教えていきたいということで、デザインの方法論に関する研究をするようになりました。

尾方先生にとっての未来構想デザインコースとは

私は、未来構想デザインコースの学生さんがやりたいことを、生徒と教員でデザインの方法を共有しながら実現していくことになると思っています。未来構想デザインコースに所属している先生方は、さまざまな分野から集まっていて、新たな分野のデザインの研究をし始めています。また、未来構想デザインコースの学生さんは他コースに比べ幅広い分野の授業を履修することができるので、学生さんは幅広い分野の中から自分の興味分野を学んで、最終的には学生さんのやりたいことを実現していく。実現のために必要なスキルは、様々な分野の各教員と話し合いながら身に着けていく。そういった、自分の実現したいことを軸とした学びが得られるコースだと思います。

研究内容と未来構想デザインコースとの関連性

私は、方法論を研究しているので、例えば模型をどう作るかだったり、図面をどう描くかだったりの方法を教えることになりますが、未来構想デザインコースではそうしたスキルだけではなく、より幅広く表現や設計についてトレーニングするための授業を行います。ただ、かっこいい模型を作りましょうとか、うまく絵を描きましょうということではなく、どうして下手、上手と分けられるのか、どうして言葉じゃなくて図で書いた方が良いのか、といったところまで踏み込みます。これらを理解できていると、企画書を書きやすく、伝えやすくなったり、頭の中で考えていることを見える形で二次元に表せられたりします。

未来構想デザインコースを志望する人へのメッセージ

未来構想デザインコースの新入生の中で、「人と違うことをしたい」って言っている子が何人かいましたが、私は未来構想デザインコースにとってはそれがすごく大事な観点だと思います。なぜなら、自分のやりたいことを見つける上で「人と違う見方をしよう」というスタンスは、とても大切だと思うからです。ですから、そうした意識や考え方とやる気を持っていてくれたら、技術、知識、経験に関しては「任しとけ!」って感じで、生徒さんの実現したいことに合わせて教えていこうと思っています。

インタビュー・編集:山田悠介、金依寧、村本りずむ(未来構想デザインコース学生)

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古賀 徹 https://www.df.design.kyushu-u.ac.jp/interview2021_koga-2/ Mon, 10 May 2021 02:48:51 +0000 http://nejic.com/test/df/?p=1631 以下は未来構想デザインコース学生によるインタビューです。(教員・研究室ホームページはこちら) 研究内容について教えてください 哲学の研究をしています。哲学を研究する、とは実際にどういうことをするかというと、過去の哲学者が書いた哲学書を読み、それを踏まえて自分の考えを論理的に表現したり、新たな解釈を追加したりして、それらを論文として発表する、ということをしています。 また、哲学書というのは様々な国で...

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以下は未来構想デザインコース学生によるインタビューです。
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研究内容について教えてください

哲学の研究をしています。哲学を研究する、とは実際にどういうことをするかというと、過去の哲学者が書いた哲学書を読み、それを踏まえて自分の考えを論理的に表現したり、新たな解釈を追加したりして、それらを論文として発表する、ということをしています。

また、哲学書というのは様々な国で書かれ、多種多様な言語で書かれているのでそれらをできるだけその言語のまま読み、今まで出てきていなかった解釈をする、といったこともします。

先生は未来構想デザインコースをどういったところだと捉えていらっしゃいますか

新しい考え方を培い、これまでにないものを創造し、自分の理想像に基づいて何か新しい枠組みを作ることができる人を育成するところだと考えています。

芸術工学部の学生はすでに準備された枠組みの中でしか物事を考えることができておらず、そしてそういった枠組みから出ようとしていないな、と感じていました。建築がやりたい、文房具の設計がしたいといった人が多いのが良い例ですね。今の時点で、何か学生に文章を書かせても正解やお手本を探すばかりで、新しいものが生まれてこないのです。そういった枠組みを壊していろんなことを考えたり、感じたりして欲しいな、と考えています。そうでないと世の中にあるものの縮小再生産のようなものしか作れないのではないかと思います。

先生の専門分野はそれにどのように関連していますか

哲学は前提を疑い、本当にそれが価値のあるものでメリットがあるものなのかを考える学問なので、前提を壊そうとする考え方が関連しているのではないかと思います。

最後に未来構想デザインコースの学生へのメッセージをお願いします

今ある枠組みや前提を壊すことは自分の信じていたことが揺らいでしまうのでとても不安になってしまいますが、革新的なアイデアを産むためには確実に必要なことなので怖がらずに頑張って欲しいです。優等生はいらないので何か面白いものを作れる人になってください。(笑)

インタビュー・編集:阿南修平、中山弘一、山領早穂(未来構想デザインコース学生)

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中村 美亜 https://www.df.design.kyushu-u.ac.jp/interview2021_nakamura_mia/ Wed, 19 May 2021 23:31:31 +0000 http://nejic.com/test/df/?p=1661 以下は未来構想デザインコース学生によるインタビューです。(教員・研究室ホームページはこちら)(2024年2月8日のインタビュー記事はこちら;Click here for interview on 8 February 2024.) 研究内容について教えてください アートなどの表現活動をする際に、どういう場作りをすれば良いのかというプロジェクトをデザインしています。プロジェクトをデザインすることで人...

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以下は未来構想デザインコース学生によるインタビューです。
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2024年2月8日のインタビュー記事はこちらClick here for interview on 8 February 2024.

研究内容について教えてください

アートなどの表現活動をする際に、どういう場作りをすれば良いのかというプロジェクトをデザインしています。プロジェクトをデザインすることで人と人との関係性も変わっていきます。そして、そういったデザインを日常に落とし込む活動もしています。

例えば今、認知症の方々のケアについてのデザインをしています。認知症の方々には感情は残っているのにも関わらず、感じていることを上手く表現することができないのが大きな問題点です。ですので、認知症の方々にとって相手に感情を読み取ってもらえないことはとても辛いのです。ケアする側がその感情を理解することが出来たら、人間の相手をしているという事に向き合いながらケアできるのです。認知症の方々のケアサービスをデザインする際に、管理のデザインでなく、活き活きと生きていけるような部分をデザインしています。

中村先生にとっての未来構想デザインコースとは

私は、「人がクリエイティブだとハッピー」だと思っています。物やサービスをデザインする際、何かをするためのものをデザインするのではなく、人々が幸せになる場をデザインするということを大切にしています。また「未来構想」もそうですが、どんな言葉も最初は理解されないものなので、知らないうちに皆に理解される言葉になるのではないかと思っています。

研究内容と未来構想デザインコースの関係性

未来構想デザイン自体が私の研究内容だと思っています。未来構想デザインコースを立ち上げる際に関わった先生方のうちの1人なので、コース内容と私の研究内容は似ているのではないでしょうか。

未来構想デザインコースの学生へのメッセージ

常識と言われているものに対して疑問を持って欲しいです。また、その事の本質について考えてほしいですね。物事の本質についてアプローチしたい人に、未来構想デザインコースへぜひ来て欲しいです。

インタビュー・編集:山田悠介、金依寧、村本りずむ(未来構想デザインコース学生)

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丸山 修 https://www.df.design.kyushu-u.ac.jp/interview2021_maruyama-2/ Fri, 07 May 2021 05:45:36 +0000 http://nejic.com/test/df/?p=1561 以下は未来構想デザインコース学生によるインタビューです。(教員・研究室ホームページはこちら) 研究内容について教えてください 情報科学の手法を道具にして、DNA配列など実験で得られたデータの背後に潜む規則や法則などを推定する手法などの研究をしています。生物やその細胞のメカニズムは、自然が自然に作り上げた自然なデザインです。これらは合理性や頑健性が高いデザインと言えるかもしれません。また、人類が認識...

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以下は未来構想デザインコース学生によるインタビューです。
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研究内容について教えてください

情報科学の手法を道具にして、DNA配列など実験で得られたデータの背後に潜む規則や法則などを推定する手法などの研究をしています。生物やその細胞のメカニズムは、自然が自然に作り上げた自然なデザインです。これらは合理性や頑健性が高いデザインと言えるかもしれません。また、人類が認識してない驚きの仕組みがあるかもしれません。このような自然界に既に存在しているがしかし未知であるデザインを情報科学の技を使って解き明かしたいと考えています。例えば、DNA配列は特定の立体構造を動的に取ることにより機能を発揮しています。このメカニズムやデザインの解明は大きな貢献になります。

丸山先生の考える未来構想デザインコースとは

デザインの対象を限定しないことではないかと思います。皆さんが取り組む問題は何でもよく、数理的、アート的、現実的な捉え方の方法を身に着けることにより、柔軟に設計や提案が出来る人になる機会を与えるところと思っています。それ故、このコースの学生さんには、興味あることに取り組んでほしいです。大学の授業はあくまでもきっかけに過ぎないと思います。それ以外の時間は自分のやってみたいことに突っ込んで吟味したり挑戦したりして「これは!」と思うものを見つけてほしいですね。自ら求めないとそれはやってこないです。

先生の分野は未来構想デザインにどのようにかかわっているか

数理的な分野を担当しています。具体的には、情報科学の講義の担当です。数理的・科学的に物事を捉え、それを説得のプロセス等で活用することは、様々な場面で役立つ大切な技と思います。また、プログラミングが出来ることも大きな武器になり得ます。

未来構想デザインコースの人たちへのメッセージ

今興味あるものに取り組んでください。それは明日そして未来の自分を変えることになります。その感覚を楽しんでほしいです。諦めず、しかし違うと思ったら勇気を出して引き、小気味よく動くことをお勧めします。「これは」と思うものに出会うには、試行錯誤するしかないと思います。多くのアルゴリズムも試行錯誤します。瞬時に最適な解を出せる問題はわずかです。つまり、情報科学的にも、良い解に出くわすには試行錯誤を繰り返さないといけない問題が多いと言っているわけです。これが自然の摂理なのでしょう。

インタビュー・編集:佐藤広武、栗田大夢、牛尾桜(未来構想デザインコース学生)

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伊藤 浩史 https://www.df.design.kyushu-u.ac.jp/interview2021_ito-2/ Fri, 07 May 2021 09:35:51 +0000 http://nejic.com/test/df/?p=1600 以下は未来構想デザインコース学生によるインタビューです。(教員・研究室ホームページはこちら) 研究内容を教えてください 子供の頃から、生きているものと生きていないものの違いに関心がありました。そこでロボットの作り方を勉強すればその真理を理解できるのではと思って大学ではロボットの作り方を学びました。大学院ではロボットのソフト面がより重要だと思って人工知能を研究しました。しかしやっぱり「どうして人間が...

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以下は未来構想デザインコース学生によるインタビューです。
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研究内容を教えてください

子供の頃から、生きているものと生きていないものの違いに関心がありました。そこでロボットの作り方を勉強すればその真理を理解できるのではと思って大学ではロボットの作り方を学びました。大学院ではロボットのソフト面がより重要だと思って人工知能を研究しました。しかしやっぱり「どうして人間が生きているのか」「生きるとはどういうことか」ということについては誰も議論していないし、教科書にも書かれていませんでした。そこで博士課程から生物学に飛び込み、概日リズムの研究を始めました。単純すぎず、複雑すぎないリズムを理解出来なければ、人生も理解できない、と思っています。

伊藤先生にとっての未来構想とは

物やサービスをどういう風にデザインすれば良いか、というのはつきつめると最適化の問題だと思います。解決は難しいですが、問い自体は比較的簡単なもののように思います。しかしその外側に手つかずの世界があってその世界に1歩踏み出すことが大事だと思います。そこにアートや生命の本質がある気がしています。既存の学問分野は十分リスペクトした上で1歩本質の世界に踏み出すこと、その踏み出し方について考えることが未来構想なのではないでしょうか?

私が生命とはなにかという問いに近づく為にリズムの研究をしている様に、具体的なものと抽象的な世界の間をいっしょにさまよえる人を育てたいと思います。

未来の学生さんに向けてのメッセージ

私の場合は博士課程でリズムの研究に狂ってしまい、どうやらまだ狂っているようです笑。願わくは、そういう事が未来の学生さんにも起きますように。それは今興味ある事の外側の手つかずの世界にあるかもしれませんね。

インタビュー・編集:山田悠介、金依寧、村本りずむ(未来構想デザインコース学生)

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井上 大介 https://www.df.design.kyushu-u.ac.jp/%e4%ba%95%e4%b8%8a-%e5%a4%a7%e4%bb%8b/ Tue, 01 Oct 2024 07:04:15 +0000 https://www.df.design.kyushu-u.ac.jp/?p=3518 (教員・研究室ホームページはこちら) 研究内容を教えてください 合成生物学という分野で生き物を分子レベルから組み立てる研究をしています。私たち生き物の体は、たくさんの分子部品が適切な場所に自動的に集まることで作られています。このような製造過程を自己組織化と言いますが、分子を設計して、まずは細胞のように小さなロボット(分子ロボット)をデザインし、作ることに挑戦しています。 その一方で、分子の世界は目...

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研究内容を教えてください

合成生物学という分野で生き物を分子レベルから組み立てる研究をしています。私たち生き物の体は、たくさんの分子部品が適切な場所に自動的に集まることで作られています。このような製造過程を自己組織化と言いますが、分子を設計して、まずは細胞のように小さなロボット(分子ロボット)をデザインし、作ることに挑戦しています。

その一方で、分子の世界は目には見えない小さな世界なので、イメージしにくい世界です。スケール感も人間の世界とは異なります。そのような分子の世界を、イラストや3DCG、仮想現実(VR)、人工知能(AI)などの最新技術を用いて可視化したり、体験できる作品制作にも取り組んでいます。

井上先生の考える「未来構想デザイン」とはどのようなものですか

この未来構想デザインコースは、アート・デザイン、情報・生命科学、社会構想に属する非常に様々な専門分野の教員が集まっています。コース全体として、一色に統一されていない不思議なコースですが、生き物の体も様々な部品が混ざり合ってできており、こういった異色の素材たちが集まることで、「創発」と呼ばれる現象が起きます。創発とは、個々の素材では発揮できないような機能や現象が起こる言葉です。例えば、神経細胞の集まりから、私たちの意識や知性が生まれます。そんな創発を実現できる可能性を秘めているのが未来構想デザインというコースだと思います。

未来の学生へのメッセージ

これまで、私は様々な分野を転々としてきました。その中で、自分独自の個性が生まれてきたと思います。この未来構想デザインコースは一つのコースの中で、多様な専門分野の先生方と出会うことができます。これからの未来、AIなどの技術がますます進歩すると思います。そんな社会の中では、個性が重要視されるようになってくるような気がします。未来構想デザインは個性を伸ばすのに適したコースだと思いますので、ぜひ在学中にいろいろな経験や知識を吸収してください。

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栗山 斉 https://www.df.design.kyushu-u.ac.jp/interview2021_kuriyama-2/ Mon, 10 May 2021 03:08:44 +0000 http://nejic.com/test/df/?p=1641 以下は未来構想デザインコース学生によるインタビューです。(教員・研究室ホームページはこちら) 研究内容について教えてください 主に現代アートの分野で作品の制作および展示を行なっています。また並行して、基礎デザインという分野では、いろんな造形表現に共通する基礎的な要素を科学的に分析するような研究も行っています。例えば、一般的に「美しい」とされているものを分析してみると、ある種の美の秩序が潜んでいるこ...

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以下は未来構想デザインコース学生によるインタビューです。
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研究内容について教えてください

主に現代アートの分野で作品の制作および展示を行なっています。また並行して、基礎デザインという分野では、いろんな造形表現に共通する基礎的な要素を科学的に分析するような研究も行っています。例えば、一般的に「美しい」とされているものを分析してみると、ある種の美の秩序が潜んでいることが多く見受けられます。そのような要素を体系化することによって、造形の文法のようなものを導き出し、ものづくりに役立てたいと思っています。

栗山先生の考える「未来構想デザイン」とはどのようなものですか

このコースには、アート・デザイン、情報・生命科学、社会構想という3つの柱がありますよね。アート・デザインのような「表現する」ジャンルはプラットフォーム的な役割を担えると私は思うんです。元来、アートには他の分野と結びつきやすい性質があります。例えば、社会構想や情報・生命科学の分野で得られた新たな知見を分野横断的に応用して、表現へと昇華させることもできます。そのような活動によって、「未来構想デザイン」が生み出されていくんじゃないかなと思っています。また、皆さんが思い描いている「未来構想デザイン」はそれぞれに異なるものだと思いますが、それでいいのだと思っています。皆さんが、それぞれに自分の「未来構想デザイン」を作ればいいと思うんですよね。逆に「こういうものだ」っていう指針を示してしまうと、枠にとらわれない表現が難しくなってきますよね。「予想もしていなかったような表現」、「良い意味でこちらの意図を裏切るような解釈」、、、そのようなものが生み出されることを楽しみにしています。

未来の学生へのメッセージ

皆さんはそれぞれに興味のある分野があると思いますが、その周辺にあるような分野にも今のうちに積極的に手を伸ばしておいた方がいいんじゃないかなと思います。自分の活動方針が定まってくると、どんどん他の分野に手を伸ばしづらくなっていくんですよね。それは自分の可能性を狭めてしまうことにもなりかねないので、すごくもったいないなって思うんです。今のうちにいろんな分野の知識を吸収して、自分の引き出しをたくさん増やしておけば、将来きっと役立てることができると思います。また、学内だけではなく外にも目を向けて、実際に足を動かして、五感を使っていろんな物事を体験して、自分の感覚をどんどん研ぎ澄ましていってほしいと思っています。

インタビュー・編集:山領早穂、中山弘一、阿南修平(未来構想デザインコース学生)

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田北 雅裕 https://www.df.design.kyushu-u.ac.jp/interview2021_takita/ Wed, 07 May 2025 00:10:32 +0000 https://www.df.design.kyushu-u.ac.jp/?p=3600 (教員・研究室ホームページはこちら) 研究内容を教えてください まちづくりを「社会的に孤立している人の関係や事象を、まち(地域社会・環境)という中間領域にひらき、支えること。また、居合わせた人たちと共に、日々の暮らしの課題を乗り越え、次の世代に希望をつないでいく実践」と定義し、実践・研究・教育に取り組んできました。 現在は、「人と人との間を補う技術」としてのコミュニケーションデザインの考え方を基礎...

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研究内容を教えてください

まちづくりを「社会的に孤立している人の関係や事象を、まち(地域社会・環境)という中間領域にひらき、支えること。また、居合わせた人たちと共に、日々の暮らしの課題を乗り越え、次の世代に希望をつないでいく実践」と定義し、実践・研究・教育に取り組んできました。

現在は、「人と人との間を補う技術」としてのコミュニケーションデザインの考え方を基礎としながら、社会福祉士としての立場も活かしつつ、主に子ども家庭福祉の現場において、多様な関係者と協働しながら課題を乗り越えていく実践および研究に重きを置いています。

具体的には、社会福祉の現場におけるコミュニケーションデザインや広報のあり方、子どもの権利を保障したり学んだりするためのコミュニケーションツールのデザイン等に、最近は取り組んでいます。

■田北先生にとっての「未来構想デザイン」とは

「さぁ、未来を構想しよう」と言われると、戸惑う人も少なくないかと思います。僕も同様です。でも、未来を「願い」とおきかえると、少し実感がわいてきます。「早くこの勉強を終わらせたい」とか「あの人と一緒にいたい」とか… 未来とは、そうした些細な願いの延長にあるものです。

そうした願いをひとりで考えるのか、誰かと一緒に考えるのか。あるいは、自分の願いなのか、それとも、大切な誰かの願いなのか…などによって、未来のかたちが変わってきます。

願いに優劣はないけれど、「未来構想デザイン」は、自分が思い描く願いの先に、自分以外の誰かにとってのかけがえのない願いが重なっていくような…、そういう行為ではないかと感じています。

未来構想デザインコースを志望する人へのメッセージ

あなたの願いが叶いますように!

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平松 千尋 https://www.df.design.kyushu-u.ac.jp/interview2021_hiramatsu-2/ Fri, 07 May 2021 09:45:06 +0000 http://nejic.com/test/df/?p=1608 以下は未来構想デザインコース学生によるインタビューです。(教員・研究室ホームページはこちら) 平松先生の研究内容を教えてください 色覚の多様性をテーマにしています。他人から見た世界はどんな色に見えるかは、誰にもわかりません。人は、他者も自分と同じように見ているだろうと考えがちですが、18世紀頃からそうではないことがわかってきています。例えば、ジョン・ドルトン(John Dalton)は自分の見え方...

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以下は未来構想デザインコース学生によるインタビューです。
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平松先生の研究内容を教えてください

色覚の多様性をテーマにしています。他人から見た世界はどんな色に見えるかは、誰にもわかりません。人は、他者も自分と同じように見ているだろうと考えがちですが、18世紀頃からそうではないことがわかってきています。例えば、ジョン・ドルトン(John Dalton)は自分の見え方が他の人と違うことに興味を持ち、色覚の個人差について研究しました。その後、科学の発展と共に、色覚のメカニズムが理解されていきます。ヒトの一般的な色覚(3色覚)は、連続した光波長を3つのチャンネルで捉えることで始まりますが、一つか二つのチャネルで世界を見ている人もいます。そのような色覚は、色覚異常と呼ばれることもあります。人々は、多数派の性質を正常、少数派の性質を異常と分類しがちですが、それによって少数派の性質を持つ人にとって障壁が生じることがあります。色覚の個人差を詳しく調べていけば、肌の色の個人差が連続的であるように、色覚も連続的に多様であることがわかってきています。遺伝子だけでなく、脳の発達などのいろいろな要因の影響をうけ、見え方が人によって違います。

2015年にSNSで話題になったThe Dressの写真はその一例です。

一つのドレスの写真をめぐって、これが白と金に見えるか、青と黒に見えるかということが論争になりました。人は、おそらく遺伝とは関係なく、無意識的に環境の光の影響を補正して物体の色を推定しますが、その結果、人によって異なる知覚が生まれることは大変興味深いです。

平松先生から見る未来構想デザインコースとは

新しく作られたコースです。できた経緯がいろいろあって、たくさんの人の想いが入っています。前例を引き継ぐだけではなく、この時代に合った、これまでできていないことを始めています。教員と学生が活発にいろいろなことにチャレンジして、何か新しいことをしようという想いがあるコースなので、新しいことをやりたい人にはおすすめしたいです。

未来構想デザインコースを志望する人へのメッセージ

100年後の未来は変わると思いますか? 自分がいることによって、物事の関係性を変えられます。このことを考えるのが未来構想デザインコースかなと思っています。専門的な知識をいろいろ学んで、結びつけて欲しいです。そうすると何か見えて来て、未来に影響を及ぼすかもしれません。未来を予想する手法として最近データ解析(ビッグデータ)という言葉がよく聞かれます。数字で未来はある程度予測できるでしょう。ですが、想像通りの未来はたぶん来ません。もしも、自分が何か影響を及ぼすことができたら、理想的な未来に近づけられるかもしれません。

インタビュー・編集:山田悠介、金依寧、村本りずむ(未来構想デザインコース学生)

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増田 展大 https://www.df.design.kyushu-u.ac.jp/%e5%a2%97%e7%94%b0-%e5%b1%95%e5%a4%a7/ Wed, 25 Sep 2024 01:07:09 +0000 https://www.df.design.kyushu-u.ac.jp/?p=3524 (教員・研究室ホームページはこちら) 研究内容について教えてください 美学・芸術学という学問を背景として、写真史・写真論を研究してきました。そこから広くは視覚文化、映像メディア、最近はメディアアートやデザイン(論)も含め、それぞれがどういった歴史をもち、影響を及ぼし、思考を喚起してきたのかといった点について考えています。基本的には、関連する書籍や論文を読んだり、歴史的な資料を調査したりする人文学の...

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研究内容について教えてください

美学・芸術学という学問を背景として、写真史・写真論を研究してきました。そこから広くは視覚文化、映像メディア、最近はメディアアートやデザイン(論)も含め、それぞれがどういった歴史をもち、影響を及ぼし、思考を喚起してきたのかといった点について考えています。基本的には、関連する書籍や論文を読んだり、歴史的な資料を調査したりする人文学の方法ですので、自身で作品制作やものづくりをすることはありません。ただ、その背景に控える思想や歴史について議論を交わしたり、文章のかたちにして発表しています。

増田先生の考える「未来構想デザイン」とはどのようなものです

未来構想デザインというと、なんだかゼロから新しいものを作るような印象も受けるのですが、そのためには歴史的な蓄積を知らないと始まらないと思います。過去に積み重ねられてきたことを知らなければ「新しい」ものを思い描くことは難しいですし、また新しいと思っていたものが案外、過去の事例や他の分野の実践と、ときに思わぬ仕方でつながることも少なくありません。そうして多面的に思考する視座を深めるためにも、アート・デザイン、情報・生命科学、社会構想といった、さまざまな分野の専門家が所属している未来構想は最適な場所だと思います。

未来の学生へのメッセージ

なにも学問に限りませんが、自分の興味のあることを掘り下げるため、大学という場所を最大限、利用したら良いと思います。また、そのような関心を現段階で決めつけることなく、今は知らない領域へと視野を広げ、実際に手や足を伸ばしてみてください。デザインを学んだり実践したりするうえで、無駄や不要になる知識や経験はないはずですし、そうした関心や経験の幅を広げると、いつか(大学の卒業後も)きっと活かされると思います。

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