生命・情報科学 一覧 « Design Futures / 九州大学芸術工学部 未来構想デザインコース https://www.df.design.kyushu-u.ac.jp/category/professor/interview-biology-and-computation/ 挑戦的であることが、このコースの理念です。 Tue, 01 Oct 2024 07:04:15 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.9.5 丸山 修 https://www.df.design.kyushu-u.ac.jp/interview2021_maruyama-2/ Fri, 07 May 2021 05:45:36 +0000 http://nejic.com/test/df/?p=1561 以下は未来構想デザインコース学生によるインタビューです。(教員・研究室ホームページはこちら) 研究内容について教えてください 情報科学の手法を道具にして、DNA配列など実験で得られたデータの背後に潜む規則や法則などを推定する手法などの研究をしています。生物やその細胞のメカニズムは、自然が自然に作り上げた自然なデザインです。これらは合理性や頑健性が高いデザインと言えるかもしれません。また、人類が認識...

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以下は未来構想デザインコース学生によるインタビューです。
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研究内容について教えてください

情報科学の手法を道具にして、DNA配列など実験で得られたデータの背後に潜む規則や法則などを推定する手法などの研究をしています。生物やその細胞のメカニズムは、自然が自然に作り上げた自然なデザインです。これらは合理性や頑健性が高いデザインと言えるかもしれません。また、人類が認識してない驚きの仕組みがあるかもしれません。このような自然界に既に存在しているがしかし未知であるデザインを情報科学の技を使って解き明かしたいと考えています。例えば、DNA配列は特定の立体構造を動的に取ることにより機能を発揮しています。このメカニズムやデザインの解明は大きな貢献になります。

丸山先生の考える未来構想デザインコースとは

デザインの対象を限定しないことではないかと思います。皆さんが取り組む問題は何でもよく、数理的、アート的、現実的な捉え方の方法を身に着けることにより、柔軟に設計や提案が出来る人になる機会を与えるところと思っています。それ故、このコースの学生さんには、興味あることに取り組んでほしいです。大学の授業はあくまでもきっかけに過ぎないと思います。それ以外の時間は自分のやってみたいことに突っ込んで吟味したり挑戦したりして「これは!」と思うものを見つけてほしいですね。自ら求めないとそれはやってこないです。

先生の分野は未来構想デザインにどのようにかかわっているか

数理的な分野を担当しています。具体的には、情報科学の講義の担当です。数理的・科学的に物事を捉え、それを説得のプロセス等で活用することは、様々な場面で役立つ大切な技と思います。また、プログラミングが出来ることも大きな武器になり得ます。

未来構想デザインコースの人たちへのメッセージ

今興味あるものに取り組んでください。それは明日そして未来の自分を変えることになります。その感覚を楽しんでほしいです。諦めず、しかし違うと思ったら勇気を出して引き、小気味よく動くことをお勧めします。「これは」と思うものに出会うには、試行錯誤するしかないと思います。多くのアルゴリズムも試行錯誤します。瞬時に最適な解を出せる問題はわずかです。つまり、情報科学的にも、良い解に出くわすには試行錯誤を繰り返さないといけない問題が多いと言っているわけです。これが自然の摂理なのでしょう。

インタビュー・編集:佐藤広武、栗田大夢、牛尾桜(未来構想デザインコース学生)

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伊藤 浩史 https://www.df.design.kyushu-u.ac.jp/interview2021_ito-2/ Fri, 07 May 2021 09:35:51 +0000 http://nejic.com/test/df/?p=1600 以下は未来構想デザインコース学生によるインタビューです。(教員・研究室ホームページはこちら) 研究内容を教えてください 子供の頃から、生きているものと生きていないものの違いに関心がありました。そこでロボットの作り方を勉強すればその真理を理解できるのではと思って大学ではロボットの作り方を学びました。大学院ではロボットのソフト面がより重要だと思って人工知能を研究しました。しかしやっぱり「どうして人間が...

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以下は未来構想デザインコース学生によるインタビューです。
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研究内容を教えてください

子供の頃から、生きているものと生きていないものの違いに関心がありました。そこでロボットの作り方を勉強すればその真理を理解できるのではと思って大学ではロボットの作り方を学びました。大学院ではロボットのソフト面がより重要だと思って人工知能を研究しました。しかしやっぱり「どうして人間が生きているのか」「生きるとはどういうことか」ということについては誰も議論していないし、教科書にも書かれていませんでした。そこで博士課程から生物学に飛び込み、概日リズムの研究を始めました。単純すぎず、複雑すぎないリズムを理解出来なければ、人生も理解できない、と思っています。

伊藤先生にとっての未来構想とは

物やサービスをどういう風にデザインすれば良いか、というのはつきつめると最適化の問題だと思います。解決は難しいですが、問い自体は比較的簡単なもののように思います。しかしその外側に手つかずの世界があってその世界に1歩踏み出すことが大事だと思います。そこにアートや生命の本質がある気がしています。既存の学問分野は十分リスペクトした上で1歩本質の世界に踏み出すこと、その踏み出し方について考えることが未来構想なのではないでしょうか?

私が生命とはなにかという問いに近づく為にリズムの研究をしている様に、具体的なものと抽象的な世界の間をいっしょにさまよえる人を育てたいと思います。

未来の学生さんに向けてのメッセージ

私の場合は博士課程でリズムの研究に狂ってしまい、どうやらまだ狂っているようです笑。願わくは、そういう事が未来の学生さんにも起きますように。それは今興味ある事の外側の手つかずの世界にあるかもしれませんね。

インタビュー・編集:山田悠介、金依寧、村本りずむ(未来構想デザインコース学生)

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井上 大介 https://www.df.design.kyushu-u.ac.jp/%e4%ba%95%e4%b8%8a-%e5%a4%a7%e4%bb%8b/ Tue, 01 Oct 2024 07:04:15 +0000 https://www.df.design.kyushu-u.ac.jp/?p=3518 (教員・研究室ホームページはこちら) 研究内容を教えてください 合成生物学という分野で生き物を分子レベルから組み立てる研究をしています。私たち生き物の体は、たくさんの分子部品が適切な場所に自動的に集まることで作られています。このような製造過程を自己組織化と言いますが、分子を設計して、まずは細胞のように小さなロボット(分子ロボット)をデザインし、作ることに挑戦しています。 その一方で、分子の世界は目...

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研究内容を教えてください

合成生物学という分野で生き物を分子レベルから組み立てる研究をしています。私たち生き物の体は、たくさんの分子部品が適切な場所に自動的に集まることで作られています。このような製造過程を自己組織化と言いますが、分子を設計して、まずは細胞のように小さなロボット(分子ロボット)をデザインし、作ることに挑戦しています。

その一方で、分子の世界は目には見えない小さな世界なので、イメージしにくい世界です。スケール感も人間の世界とは異なります。そのような分子の世界を、イラストや3DCG、仮想現実(VR)、人工知能(AI)などの最新技術を用いて可視化したり、体験できる作品制作にも取り組んでいます。

井上先生の考える「未来構想デザイン」とはどのようなものですか

この未来構想デザインコースは、アート・デザイン、情報・生命科学、社会構想に属する非常に様々な専門分野の教員が集まっています。コース全体として、一色に統一されていない不思議なコースですが、生き物の体も様々な部品が混ざり合ってできており、こういった異色の素材たちが集まることで、「創発」と呼ばれる現象が起きます。創発とは、個々の素材では発揮できないような機能や現象が起こる言葉です。例えば、神経細胞の集まりから、私たちの意識や知性が生まれます。そんな創発を実現できる可能性を秘めているのが未来構想デザインというコースだと思います。

未来の学生へのメッセージ

これまで、私は様々な分野を転々としてきました。その中で、自分独自の個性が生まれてきたと思います。この未来構想デザインコースは一つのコースの中で、多様な専門分野の先生方と出会うことができます。これからの未来、AIなどの技術がますます進歩すると思います。そんな社会の中では、個性が重要視されるようになってくるような気がします。未来構想デザインは個性を伸ばすのに適したコースだと思いますので、ぜひ在学中にいろいろな経験や知識を吸収してください。

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平松 千尋 https://www.df.design.kyushu-u.ac.jp/interview2021_hiramatsu-2/ Fri, 07 May 2021 09:45:06 +0000 http://nejic.com/test/df/?p=1608 以下は未来構想デザインコース学生によるインタビューです。(教員・研究室ホームページはこちら) 平松先生の研究内容を教えてください 色覚の多様性をテーマにしています。他人から見た世界はどんな色に見えるかは、誰にもわかりません。人は、他者も自分と同じように見ているだろうと考えがちですが、18世紀頃からそうではないことがわかってきています。例えば、ジョン・ドルトン(John Dalton)は自分の見え方...

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以下は未来構想デザインコース学生によるインタビューです。
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平松先生の研究内容を教えてください

色覚の多様性をテーマにしています。他人から見た世界はどんな色に見えるかは、誰にもわかりません。人は、他者も自分と同じように見ているだろうと考えがちですが、18世紀頃からそうではないことがわかってきています。例えば、ジョン・ドルトン(John Dalton)は自分の見え方が他の人と違うことに興味を持ち、色覚の個人差について研究しました。その後、科学の発展と共に、色覚のメカニズムが理解されていきます。ヒトの一般的な色覚(3色覚)は、連続した光波長を3つのチャンネルで捉えることで始まりますが、一つか二つのチャネルで世界を見ている人もいます。そのような色覚は、色覚異常と呼ばれることもあります。人々は、多数派の性質を正常、少数派の性質を異常と分類しがちですが、それによって少数派の性質を持つ人にとって障壁が生じることがあります。色覚の個人差を詳しく調べていけば、肌の色の個人差が連続的であるように、色覚も連続的に多様であることがわかってきています。遺伝子だけでなく、脳の発達などのいろいろな要因の影響をうけ、見え方が人によって違います。

2015年にSNSで話題になったThe Dressの写真はその一例です。

一つのドレスの写真をめぐって、これが白と金に見えるか、青と黒に見えるかということが論争になりました。人は、おそらく遺伝とは関係なく、無意識的に環境の光の影響を補正して物体の色を推定しますが、その結果、人によって異なる知覚が生まれることは大変興味深いです。

平松先生から見る未来構想デザインコースとは

新しく作られたコースです。できた経緯がいろいろあって、たくさんの人の想いが入っています。前例を引き継ぐだけではなく、この時代に合った、これまでできていないことを始めています。教員と学生が活発にいろいろなことにチャレンジして、何か新しいことをしようという想いがあるコースなので、新しいことをやりたい人にはおすすめしたいです。

未来構想デザインコースを志望する人へのメッセージ

100年後の未来は変わると思いますか? 自分がいることによって、物事の関係性を変えられます。このことを考えるのが未来構想デザインコースかなと思っています。専門的な知識をいろいろ学んで、結びつけて欲しいです。そうすると何か見えて来て、未来に影響を及ぼすかもしれません。未来を予想する手法として最近データ解析(ビッグデータ)という言葉がよく聞かれます。数字で未来はある程度予測できるでしょう。ですが、想像通りの未来はたぶん来ません。もしも、自分が何か影響を及ぼすことができたら、理想的な未来に近づけられるかもしれません。

インタビュー・編集:山田悠介、金依寧、村本りずむ(未来構想デザインコース学生)

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関 元秀 https://www.df.design.kyushu-u.ac.jp/interview2021_seki-2/ Fri, 07 May 2021 06:31:49 +0000 http://nejic.com/test/df/?p=1579 以下は未来構想デザインコース学生によるインタビューです。(教員・研究室ホームページはこちら) 研究内容について教えてください 数理モデルを作って生物や人間社会を研究しています。数理モデルとは、数字と式でできた模型です。私が生物や社会の数理モデルを作る理由を3つ述べます。第一に模型を作る行為自体が好きだから、第二に対象(生物、社会)が好きだから、第三にできあがった模型を使って遊ぶことが好きだからです...

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以下は未来構想デザインコース学生によるインタビューです。
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研究内容について教えてください

数理モデルを作って生物や人間社会を研究しています。数理モデルとは、数字と式でできた模型です。私が生物や社会の数理モデルを作る理由を3つ述べます。第一に模型を作る行為自体が好きだから、第二に対象(生物、社会)が好きだから、第三にできあがった模型を使って遊ぶことが好きだからです。三点目に挙げた遊びを学術用語ではシミュレーションと呼びます。最近の対象は、ランソウ(アオコの原因)とミジンコとワカサギです。この3生物種の食物連鎖関係を数理モデル化し、個体数変動のシミュレーションを行い、アオコを減らす有効な方法を探しています。アオコ発生は夏だけなので現実世界での実験機会は限られており、こういうときシミュレーションが力を発揮します。

あなたにとっての未来構想デザインコースとは何ですか

全くの無から新しいものを生み出すことも可能かもしれませんが、私は今ある2つ以上のもの(特に、今まで誰も試したことのない組み合わせ)の接点・交差点に、何か新しい将来があると思っています。未来構想デザインコースは、さまざまな分野の研究者と、いろいろなことに興味のある学生が集う接点・交差点ではないでしょうか。

あなたの研究は未来構想デザインにどうかかわっていますか

私はまさに数学と、生物学や社会学の接点で研究を行っていると思います。たとえば数学と物理のような組み合わせと違って、数学と生物・社会という組み合わせは高校生までは一見関係が最も薄そうな組み合わせなので、みなさんは意外に思うかもしれません。

未来構想デザインコースの人たちへのメッセージ

ひとつのモノやコトをよく知ろう、良くしようと思ったら、それに関わるたくさんのモノやコトについて熟知する必要があります。重要になってくるのは、自分が興味をもっているモノ・コトと、興味をもっているとは限らないモノ・コトとの関わりに気づく力です。また先程お話したように、これまで誰も試さなかったモノ・コトの組み合わせによって新しいモノ・コトをつくっていく場合も、やはり多くのモノ・コトについて知ることが必要でしょう。多種多様な分野にアンテナを張ってほしいと思います。さらに、これまでにない組み合わせを試してみる自由さを忘れないでください。楽しみながら自由にやってください。

インタビュー・編集:佐藤広武、栗田大夢、牛尾桜(未来構想デザインコース学生)

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