現代美術の手法を使って、国内外で作品制作やプロジェクトをしています。
土地に隠された歴史や消えゆくような個人の物語を、リサーチとフィールドワークをベースに、ドローイングや写真、映像、テキストや身体表現、模型等、メディアを問わずに多様な形式でアウトプットしています。異分野の専門家の方と協働したプロジェクトも行っています。
私の専門とするアート&デザインの分野だけでなく、生命・情報科学、社会構想と、一つのコースにさまざまな専門分野の先生が揃っているのが非常に興味深いです。
普段、自分の視野にはないものを、他分野の専門家の視点で身近に知ることで、自身の研究を逆照射することができる環境なのではないでしょうか。
いま現在ここにはない。しかし、こうなったらいいを、専門的な知識と経験、技術を元に独自の発想と思考プロセスで構築、展開すること。時間的なスパンは長期的、短期的、それぞれありますし、必ずしも自分が生きている間に完結するものではないかもしれない。しかしそこをあきらめないこと。夢物語とは違って、確実な計画と実践、実現を伴うものととらえています。
何事もとにかく実践すること。身体で、五感も六感も使ってこの世界を体験すること。
自分が徹底的に楽しみ、壁にぶつかることも含めて面白がること。
そして、独自のアイデアや思考を着実に構築し、自らの道を突き進んでください。 その結果が、個人の力が社会へと影響を与え、未来を切り拓くことに繋がるのではないでしょうか。