C+pod コミュニティ・デザインプロジェクトは、県内の企業がコンソーシアムを結成し、移動サービスを中心に地域の魅力向上と活性化への貢献を目指す「よかまちみらいプロジェクト」の一環でスタートしました。糸島市の16の小学校の協力を得て、2200人の子どもたちに糸島をテーマに海の生き物や花、景色、未来の乗り物などの絵を描いてもらい、その絵をもとに九州大学の学生たちがC+podのラッピングデザインを担当。未来構想デザインコースの3年生も参加しました。
C+podはトヨタ自動車が2020年にリリースした超小型電気自動車です。2人乗りで、最高速度は時速60km、航続距離が150 kmという、従来の自動車の価値観を覆すエコでのんびりした移動を楽しむ未来志向のモビリティです。現在、糸島半島に5台のC+podがシェアリングカーとして設置されており、運転免許があれば誰でも利用できるようになっています。糸島の豊かな自然をゆっくり楽しむもよし、ちょっとそこまでのお買い物を楽しむもよし、未来をつくる子どもたちとデザインを学ぶ大学生たちがコラボして描き出した糸島の未来のストーリーを乗せたコミュニティのクルマが5月25日から糸島を走り出しました。
自分で描いた絵を見つけた子どもたちの得意げな顔、ご家族やお友だちの嬉しそうな笑顔が思い浮かびます。C+pod コミュニティ・デザインプロジェクトは、地域に親しまれるコミュニティーのクルマ、あたらしいシェアのカタチのデザイン提案です。